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復刻版『足跡』 --[第2回]--    「I君」

僕の小学校時代の親友に「I君」という人がいました。
当時、I君とはよく遊んでいて「空手バカ一代」の話などもしょっちゅうしていました。

住んでいた場所が違う関係で、I君とは別々の中学校に通う事になり、だんだん会う回数が減っていってしまいました。ただ、昔からイケイケだったI君は、中学校でもかなりヤンチャだというという噂は周りから耳に入ってきていました。
そんなある日、I君が新聞に「少年A」として登場する事になってしまいました。僕は、会ってなかったとはいえ「何をやっているんだか...」と思っていました。

それから数カ月が過ぎ、I君の処分関係が落ち着いた頃に会う約束をしました。僕も心配していたので、久し振りにI君に会う事を楽しみにしていました。再開後は、色々な話に花が咲きました。
そんな流れの中で、ふと、I君から意外な言葉が出ました。

「オレ、極真、始めたんだ」
「エッ!、ウソ!?」

もう、ビックリしました。
憧れ続けていたけど、あきらめていた極真に友人が入門したという驚き、極真の道場は東京では池袋にしかないと思い込んでいたのに、立川(東京都立川市)にそれがあるという驚きで、ダブルのビックリでした。
そのまま極真の話を聞きまくって、逐一興奮していたのを覚えています。「何か教えて」と言って、『三戦立ち』を教えてもらっただけで喜んでいました。I君の事件の話などそっちのけで、すっかり極真ネタで盛り上がってしまいました。

この時です。あきらめていた極真をどうしてもやりたいという思いが強く心に残り、中学を卒業したら必ず極真会館に入門すると決めたのは。それから残りの中学生活は、友人のM君と(後に彼と一緒に空手を始める事になりました)極真の入門書『空手を始める人のために』を見ながら空手ゴッコにふける日々を過ごしました。

いよいよ中学を卒業してまずとった行動は、立川の市民体育館にあるトレーニング室への入会です。高校生以上でなければ入れなかったので、卒業と同時にすぐ入会しました(正確には4月からが高校生なのですが、頼み込んで入れてもらいました)。そこにはサンドバッグがあり、どうしてもそれをやりたくてそこの体育館を選んだわけです。

そして、そのトレーニング室でもすごい出会いが待っていたのでした。



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