先日、壮年部のKさんと話しました。
入門の頃はごく普通の30代といった感じでしたが、最近は実力、存在感ともに頭角を表してきました。
印象に残った話が2つありまして、ひとつは
「こういう時代こそ極真空手の存在意義がある」
という話です。
細かい内容は省略しますが、Kさんにとって、空手が生活の一部となり、自分の生き方の中で大切なものとなっている事を説明してくれました。
指導側からしてもこういう話はとても嬉しく思いますし、正しい空手の道の歩み方だと思います。
そしてもうひとつが
「転機」
です。
Kさんは、普通に稽古していい汗をかいて帰るような稽古をしていた頃、武田初段に半ば強引に(?)狛江道場で行われる選手合宿に参加しませんか?と誘われたそうです。
それならばと、軽い気持ちで参加してみたら、稽古の中身や選手達の強さに衝撃を受けたそうです。
それをきっかけに、やる気にかなり火がついたそうです。
また、違う人の話(小学生S君)ですが、この子は組手の練習が怖くて、道場に到着する頃にはもう泣いているような、毎日でした。
お父さんが興味を持ったのか、S君が行きたいと言ったのかは定かではないのですが、先日行われた全日本大会の会場に足を運んで応援にきてくれました。
その後からまったく泣かなくなったどころか、とても生き生きと稽古するようになりました。
お父さんに伺った話だと、全日本大会で選手達が戦っている姿を見て「僕もあんなふうに強くなりたい」と、思ったそうです。
Kさんは武田初段に強引に誘われた合宿、S君は、なんとなく見に行った全日本大会。
いずれもそれが「転機」となっています。
いつどんな事が転機になるかはわかわないものですね。
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