鶴岡八幡宮の御神木である大イチョウの木が倒れました。
日本人(というか、世界中の人々)は自然のものを「神」として崇めてきました。
例えば、木であったり、滝であったり、岩や石、山、等々。
空手の道場にも神棚を置いています。
この神棚の「神」も色々な考え方がありますが、「自然」と考えるとわかりやすいと思います。
以前のブログにもありましたが、「自然」にはかないません。
しかし、「自然」を相手に己を鍛えるのも、空手などの武道の世界では昔から行われています。
道場では夏場に稽古する時でもエアコンを入れません。冬場に稽古する時も入れません。
冬場は体を動かすので、特に問題はありませんが、夏場はかなり暑いです。
この自然の暑さの中、自分を鍛える。
医学的な話やスポーツ生理学的には良くないとされている事です。
しかし、武道の世界では自然と向き合い、己を鍛え、また、自然にはかなわない事を知る。(夏場にエアコン無しで何時間も稽古したり、冬の滝浴びを何時間も行うのは不可能ですから、どこかで限界はきます)
これが昔から行われてきました。冬場の滝浴びや寒稽古なども同じです。
そこで自然の偉大さを感じ、少しでも自然の強さに近づこうとする。
それが武道の世界の「神」=「自然」というわけです。
あくまでも1つの考え方ですが。
自分は暑いのは全然平気ですが、寒いのは苦手です。
まだまだ、自然にはまったく近づいていませんが。
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