進歩、成長の早さは人によって違いますが、適切な進歩のスピードというのがあるように思います。
入門から異例の早さで強くなり、帯も上がり、試合でもすぐに活躍するといった人は、今はもういなくなっていたり、会社の経営者などでもアッという間に大企業にのし上がり、世間を騒がせたような社長が、ある日いなくなったり。
また、体の成長を自然の速度以上に早くするために、禁止薬物(ドーピング)などを使ったりした場合も副作用が出ます。
しっかりと稽古を継続して、実力が上がった人というのは、「アレ?なんかこの人最近強くなったなぁ」と感じたり、「いつの間にこんなに強くなったんだろう?」と感じる事が多いように思います。
仮に2年間で黒帯の実力を身に付けるのと、6年間で身に付けるのでは、技の味が違うというか、人間の深みが違うというか・・・。それはやはり経験してきた出来事の量などでも変わるのでしょう。
新幹線で大阪まで旅するのと自転車で旅するのでは、同じ大阪でも、到着後の人間味は違うと思うので、やはり成長の過程も大切です。
自転車で向かい、寄り道が多すぎて大阪に到着しないというパターンもよくある話ですが(笑)
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