2月、3月は試合が続きますので、今日は試合に出場する人に向けて、試合で何を学んでいくかという事を話していきたいと思います。
自分が思うに空手の試合は日々の稽古の成果を試す場所だと思います。
日々の稽古で学んでいくことは空手の技術であり、体力であり、精神的な部分であったりします。
試合に出ることで対戦相手と戦い、自分の空手技術の悪いところ、体力の無さ、精神面の弱さなどが浮き彫りになっていきます。
それらを補って次の試合に繋げていくのはもちろん大事なことですが、自分が試合に出場して一番学ぶべき事だと思うのは、試合に負けて立ち直る強さだと思います。
どんな大会でもその大会で優勝できる人は1人しかいません。
準優勝でも、3位でも必ず負けます。
武道や格闘技の試合は実際に相手と戦うので、試合に臨むのもものすごく勇気がいりますし、負けると精神的にも、肉体的にもすごく打ちのめされます。
優勝することは大事なことですし、もちろん目指すべきことですが、自分が一番学んでもらいたいことは試合で負けた後、試合前の緊張や怖さなどから逃げず、乗り越えてまた稽古を続けていくことを学んでもらいたいと思います。
特にこれから試合にチャレンジする方は、怖い思いをしたり、緊張して眠れなくなったりと色々な経験をするとは思いますが、そういった経験を乗り越えて実生活に活かしてもらいたいと思います。
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